ボルネオの最も多くの場所で見た、最も個体数の多い昆虫。
州都クチンの街中から国立公園のジャングルの奥地まで、とにかくあらゆる場所に生息していた。
ひょっとしたら近似種を混同しているかもしれないが。

▲はりつけにされ身動きが取れないコガネムシ。(グヌン・ガディン)

▲この巣の中に巨大な女王が居るはずだが、あばく勇気は無い(^_^;)(セリアン)

巣は樹上の葉を自分達の幼虫の出す糸でつづって作る。

▲真ん中の個体は私に気付き威嚇している。(セリアン)

目が良いのか匂いに敏感なのか、地上樹上を問わず、どこに居ようとこちらの存在をすぐに察知して、大アゴを開いて威嚇してくる。そっと手に乗せても、乗せた瞬間にこちらの手のひらに噛み付いてくる。

▲こちらに向かって来たーーー!(クチン)

体は小さいが生態系には非常に大きな影響力を持った生き物のようで、このアリに擬態したクモやカマキリの幼虫まで存在しており、ツムギアリを中心とした世界はなかなかに興味深い。